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活営業前線(きりこみぶたい)

 営業向きの性格とは何だろうか。愛想が良く、元気が良いことか。とてもではないが、自意識が過剰な人間には出来ないことである。役者気分が重要だろう。
 先日、仕事場に飛び込みの営業マンが来た。
 何でも、先物関係であり、この種のものは断っている。だが、この二十代くらいの営業マンは何を言っても見当違いなことしか言わない。また、目も合わさず、どこを見ているのか分からないけれど、テープレコーダーのように同じことを繰り返すばかりで、仕事が向いていないとしか思えない。
 本人がどう思っているかは分からないけれど、あの状態では誰もが敬遠するだろう。飛び込み営業は厳しい。それが先物ならば尚更である。先物は、一般的にでさえ良いイメージはなく、どう信頼関係を築くかである。
 だからといって、前に書いた事務機関係の女性営業の馴れ馴れしい言葉遣いもまた不愉快である。ある一定の線引きが必要である。
 企業も育てる余裕がないのだろうが、営業は会社における顔である。それによって、イメージが左右されるわけだから、もっと目を向けるべきである。下手をすれば、それにより取り返しの付かぬダメージを受けることもある。
(第三百八十七段)
by akasakatei | 2004-09-21 19:34 | 産業 | Comments(0)

心理生実験(あっというまの)

 小田急線新宿駅における折り返し電車の席取り合戦には凄まじいものがある。ここで座れなければ、まず途中駅から席に着くことは出来ない。このため、老若男女を問わず、電車の扉が開くと同時に駆け込む姿は身内ならば恥ずかしくなるほどである。
 先日、面白いものを夜八時過ぎの電車で見た。
 年は四十代後半のふたりの女性である。共に、髪は後ろで縛っており、家事などテキパキとこなしそうな型である。尚、このふたりに面識はない。ひとりを甲、もうひとりを乙とする。
 扉が開くと同時に、甲は右から、乙は左から入って来たのだけれど、丁度席はひとり分の余裕しかなかった。どうするかと思っていたら、ふたりとも睨み合い、無言のまま座ろうと尻を降ろし掛けたのである。結局、甲が諦めたのだが、乙はそのまま目を瞑ってしまった。この両者の心理は正に正反対だったに違いない。
 一休とんち話ならば、甲の方が有利なところである。現実的には甲は電車を降り、次のを待つことにしたようである。これで十分以上無駄にしたことになる。
 こうした場面にはなかなか遭遇しない。正に、今の社会を表しているといえる。
 それにしても、コンビニや銀行、他の場所でもそうだが、無言の人間が増えた。コミュニケーションの不足が閉塞感のある社会に一役買っていることは間違いない。
(第三百八十六段)
by akasakatei | 2004-09-20 19:33 | 社会心理 | Comments(0)

実務学問勧(きじょうのくうろん)

 印刷物を頼もうと思い、ひばりが丘の印刷屋に連絡したところ、会社を辞め、夢を実現することにしたと言う。その夢が何かとは訊かなかったものの、以前自宅に行ったところ、バーテンの勉強をしていた。そこで、今後、ひばりが丘のバーテンとする。
 夢を追えるのは若い頃だけである。だけれど、年が流れるにつれ、現実に追われるのである。
 かつて学者を目指し、勉強をしていたことがある。大学院に受かったものの、それに集中するには金銭的な余裕が必要である。その結果、在野で頑張ることにしたけれど、いつの間にか、生活に追われている。夢破れたのである。
 意志の問題といえば、その通りである。弱かったのである。
 だが、良いこともあった。専門は社会学で、中でも理論や余暇関係であったけれど、我が国を分析するには外国から入ってきた理論では限界がある。そこで江戸学を取り入れた結果、関心もなかった歌舞伎や落語、江戸文学に触れることになった。それを用い、未だ近世が根強い社会と知った。これは象牙の塔にいては気付かなかったことであろう。近辺に生きた社会があったからである。最近の学問が実務で役立たないのは、机上で考えているだけで、世の中を知らないためである。 
 何もこれは学問だけではない。行政では民間の生活実態を無知なことから的外れな政策を行なう。また、企業では現場を掴んでいない幹部が不思議な指示をする。
 何事も広く触れることが大切である。
(第三百八十五段)
by akasakatei | 2004-09-19 19:32 | 余暇 | Comments(0)

為良秘(あすのいりょう)

 再検査の結果が出た。それによれば、特に悪いところはなく、やはり当日の体調が関係していたようである。だからといって、年を考えれば、いつ倒れてもおかしくはない。
 それにしても、周辺には持病で薬を飲んでいる面子が多い。医療費が掛かるわけである。かつてでは見られなかったことである。それだけ、誰もが気軽に医者に行けるようになったということであろう。だけれど、その多くは生活習慣病で、年々それは増えている。
 人々の生活は技術革新により便利になっているはずだが、その一方で健康者が減っているのは、間違った方向に社会が進んでいるからではないか。健康あっての人生である。これでは本末転倒である。
 生活を見直せば、デスクワークや近場にも車を使うことによる運動不足、揚げ物やファーストフードにおける高カロリーの食事、日々のストレス解消のためのアルコールや煙草など、不健康なことばかりである。意識していかないとこれらは改善出来ない。
 これらに加え、最近では心の病も増えている。以前と比べ、暗いイメージがなくなり、気軽に受診する人が多いからだろう。背景としては、個人に個性が求められるようになり、その結果、予想もしなかった様々な型の人間と接する必要が生じ、それが無理をさせるのだろう。
 何はともあれ、生き難い世の中ではある。
(第三百八十四段)
by akasakatei | 2004-09-18 19:31 | 福祉 | Comments(0)

震事角(かどもないのに)

 台風、噴火、そして地震、と日本列島が騒々しい。この兆候はオリンピックにおける我が国の代表による過去最多のメダル数だったのかもしれない。
 それにしても、今年の台風の多さはどうか。十八号などは、厳島神社の社殿を倒壊させていくほどであった。自然の前では、流石の神も無力なのだろう。
 神で思い出すのは相撲である。
 その相撲だが、先の宮城野部屋の騒動は何だったのか。突然の部屋持ち親方の交代である。
 この背景を探れば、理事長が絡んでいるのではないかとさえ思える。というのも、元十両だった新宮城野親方は理事長の弟子だったからである。本来ならば、部屋付き親方にもなる資格はない。だけれど、先代宮城野親方の娘と結婚していることもあり、角界に残らせようとしたのだろう。このため、部屋を継承するならば資格を満たしていることもあり、部屋を継承していた元幕内の親方を説得したに違いない。しかも、一門を越えての親方の交代である。異例である。
 この騒動で、一番影響されるのが部屋の力士である。部屋所属の力士は今の親方を慕って入門してきた者ばかりである。果たして、上手くいくのか注目される。尚、角界を去ると言っていたその親方も熊ヶ谷の借株が決まり、部屋付きになった。不安定な身分なものの、力士も少しは安心したと思われる。
(第三百八十三段)
by akasakatei | 2004-09-17 19:30 | 余暇 | Comments(0)

事連魔(ごうりかのまえには)

 佐貫の酒仙より労働基準局主催による表彰に選出されたと連絡が入る。それによれば、勤続年数十年以上が対象となるらしい。この時代に、同じ職場に長く勤めるのは難しい。今後、若い世代ではなかなか出ないかもしれない。
 これについて、年配者は若者に根気がないからだと思っているようだけれど、それは違う。確かに、条件の良い会社に移る傾向は見られるものの、その背景には将来への展望が描けないことにある。
 東証一部の会社に勤務していたとしても、いつ倒産するか分からない時代である。また、不況による構造改革の結果、正社員は減り、契約社員や派遣社員、パートの占める割合が増え、今や正社員になることさえ難しい。
 会社の舵取りを行なった幹部からすれば、合理化は会社を守るためだったに違いないけれど、この結果、少子化が加速しているといえる。
 というのも、若い世代は将来が描けないわけだから、その帰結として未婚者が増えることになる。これは必然的に少子化をもたらす。こうした雇用面を考えないと、少子化問題は解決しない。
 企業は合理的に行動しているつもりであろうが、社会全体からすればマイナスになっている。企業にはこうした面が多く見受けられる。ただ、合理化すれば良いものではない。
(第三百八十二段)
by akasakatei | 2004-09-16 19:29 | 産業 | Comments(0)

水神怒(すいなんのそう)

 昭和三十年の地図を眺めていて最初に気付くのは、東京湾に関してだろう。
 今でこそ、誰もが行こうとするけれど、かつては何もない所であった。面白くも何ともなく、殺風景であった。そうした頃に実際に訪れたことがある者にとっては、現在の東京湾には違和感しか覚えない。
 地図によれば、品川・大田区付近では未だ京浜運河はなかった。江東区もまた夢の島自体がなく、当然、第五福竜丸展示館もなかった。更に、対比して分かるのは深川付近で、木場があった関係上、あちこちが青く塗られている。これは水を表す。つまり、三浦哲郎氏の『忍ぶ川』の舞台を思い出させてくれる。
 その作品には昭和三十三年に廃止になる洲崎パラダイスが出てくるけれど、それはかつての遊郭である。これは旧町名で深川洲崎弁天町にあった。本当に海の側で、江戸では月の名所だったというが納得はする。
 これらから分かるのは東京が埋め立てによって、土地が広がっていることである。これは江戸から続いているものの、地盤については疑いが残る。現在は平気でその上にビルを建てているけれど、実際に安全性はどうなのか。水路に近い月島近辺にも高層マンションが建設されている。昔を知る者にとっては、阪神大震災の例もあり、そうしたマンションを選ぶ際には慎重を要すると考えるけれど、東京を知らない者には関係がないことのようである。
(第三百八十一段)
by akasakatei | 2004-09-15 19:28 | 余暇 | Comments(0)

徒然雨中想(むそうさんさく)

 医者より勧められた速足による散歩を行なおうと週末を待っていたところ、雨だったので遠出は止めて、地元を歩くことにする。地元は平地の住宅街なので、歩いていてもそう面白い場所でもない。
 そこで、ここしばらく歩いていない道を選ぶ。
 足のむくまま歩いていたところ、かつての掛かり付けの医者だったI医院の前に出る。ここの先生はかなりの年配で、何年か前に病気で倒れてから、婿が代行していたけれど、どうやら名義も変えたようで、Nクリニックになっている。診療時間を確認すれば、日曜、祝祭日以外の平日だけのようである。
 ふとここで、これまで掛かったことはあるけれど、最近行っていない医者を訪ねることにする。数は多くないので、三十分もあれば戻れるだろう。
 そこで、次は学生時代に足を捻挫して通ったことのあるI外科に行く。ここは軍医上がりという噂であり、押入れを改造したレントゲン室が記憶に残っている。だが、驚いたことに建て替えた様子で、駐車場まで完備した建物になっている。
 学生時代、外科は少なく、患者の多くはI外科に通っていたものの、後に外科を掲げた看板が多くなり、綺麗にしたのだろうか。
 帰路、時の流れを考えて歩いていると、普通の住宅なのに、踊りや尺八教室の看板を掲げている家が多いことに気付く。昔なら横丁のお師匠さんとなるのだろう。郊外なので、そのイメージがないけれど、看板があるということは弟子もいるに違いない。ちょっと意外な発見である。
(第三百八十段)
by akasakatei | 2004-09-14 19:27 | 余暇 | Comments(0)

徒歩再起動(まちあるきふたたび)

 仕事場における健康診断で、血糖値と血小板、それにGPTが引っ掛かった。その当日は、前にも書いたが腹痛であり、それと関係しているのかもしれない。
 とはいえ、再検査の指示が来た以上、医者に行かねばならない。例により、仕事場近くの医師の門を叩く。
 通知を見せたところ、どうやらGPTは肝臓を専門とする先生によれば、高くはなく、検査施設によりその数値が異なると言う。だけれど、念のために、先に書いたものの他に今回の検査にはなかった尿酸も検査して貰うことにする。
 時々、コーヒーやカツ丼を飲食した後に、右足の先に痺れるような痛みがある。痛風を思わせる。ただ、先生によると、普通はビールを飲んだ後に痛くなるらしい。
 だからといって安心は出来ない。血糖値といい、どうやら運動不足と関係があるのは否定しきれないだろう。先生に週一回、どのような運動が良いかを確認すれば、速足で三十分ほど歩くことから始めるようにとのことである。
 かつては江戸を追体験するために、町歩きでかなりの距離を暑さ寒さに関係なく歩いたものの、芝居通いに忙しくなり、ここ数年はほとんど行なっていない。これを機に再び始めることにする。
 手元にある昭和三十年と江戸の地図を見比べ、歩きたい町を絞るのは楽しい。歩くよりこちらの方が楽しいのは困ったことである。
(第三百七十九段)
by akasakatei | 2004-09-13 19:26 | 余暇 | Comments(0)

露死谷(おろしやとばく)

 アテネオリンピックではテロへの厳戒な態勢の下、行なわれたものの、最後の男子マラソンにおいて不手際が出た。尤も、これによって、銅メダルを獲得したデリマ選手は国際的には優勝した選手よりも有名になったはずである。
 それにしても、あの妨害した男は過去にも似たことを起こしており、元キリスト教司祭だという。あの格好からして怪しい感じがするけれど、関係者は何とも思わなかったのだろうか。確かに、テロリストとはほど遠いイメージがあるが。今後の対策が望まれる。
 テロといえば、先日のロシア・北オセチア共和国の学校占拠はどうか。これなども各国いつ起こってもおかしくはない。特に、最近、ロシアはチュチュン問題と絡み、あちこちでテロ犯罪があり物騒な世の中になっている。ロシアンルーレットが日常的になっている。多数の犠牲者が出るのは、何れも政府の強硬姿勢のためである。これについて、プーチン大統領はどう考えているのか。大統領も頭が痛いことであろう。
 これにより、我が国との北方領土問題どころではないだろう。来年の大統領の来日に合わせ、議題に上げようとしているけれど、話が右から左へ流れるだけになりそうである。先日、海上より視察し張りきっていた小泉首相の対応が注目される。
 北方領土は我が国固有の領土であり、早期の解決が望まれる。
(第三百七十八段)
by akasakatei | 2004-09-12 18:23 | 国際 | Comments(0)