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衰退社会道(ぎゃくのはり)

 仕事場近くの図書館を月に一度利用する。歩いて十五分ほどだけれど、途中、高速道路の下を通る。
そこには路上生活者がいる。脇に公衆便所もあり、勝手が良いに違いない。先日、そこを通り掛かったところ、敷かれていた段ボールの代わりに、花束が置かれていた。
このひと月に何があったのか。
社会は時代と共に発展してきたと知識人はいう。果たして、そうか。
二十一世紀に入っても、未だ、働いても住む場所さえない人も多く、中には餓死者もいる。
富裕層は、そうした人に対し、自己責任というものの、実際、底辺層が就職活動をすると、まず書類選考で落とされる。人間疎外の状況に置かれている。
人間疎外といえば、最近では、就職活動もインターネット中心である。この場合、古いOSのままだと、文字化けし、読むことも出来ない。メーカーの利益第一主義により、更に精神的な苦痛を味わうことになる。
人間らしさがなく、社会との距離を感じる。
(第千九百四十五段)
by akasakatei | 2008-12-27 21:06 | 福祉 | Comments(0)
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