見学のメインは、この市ヶ谷記念館という位置付けと思われる。
というのも、一般見学以外の見学者に対しても、同時刻にここに集まるように、予定が組まれていたからである。数少ない人数で対応しているからだろう。
他に来たのは、高校生である。何でも、企業研究のひとつらしい。
全員が揃ったところで、ビデオを観る。内容は、その歴史である。
これにより、ここがかつて東京裁判の法廷として使われたことや某作家が乱入したことが説明される。
ビデオ後、展示物、建物に関する説明がある。
記念館館長自らが、展示された千人針について語る。
この後、某作家が乱入した際、出来た扉の疵を見る。
午前のコースは、ここを出た後、厚生棟で休憩し、屋外ヘリ展示場、メモリアルゾーンへ向かう。
大学生が目を輝かせたのは、このヘリを見た時である。
我先にと、中へ乗り込む。
尚、次のメモリアルゾーンとは、殉職者慰霊碑である。
厳かな雰囲気である。
(第千八百九十三段)