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超管理学校(にんげんきょういくのはたん)

 ある雨の日、前方より鮎釣りに使うような傘を被った若者が来る。足元は雪駄である。
 これは理想的な姿である。
 手に傘を持つことがないので、両手が空く。
 更に、蓑でも付けると、着ている物も濡れない。
 こうした姿は、ほとんど見掛けなくなった。
 学生にしても、従来の学生服は少なく、ネクタイにブレザーが主流である。
 そういえば、高校時代、旧制高校生の服装をしている人がいた。
鵠沼の大家の門下だから、昔風にいえば、兄弟子になる。
 そのような人もいたほどだから、学校の姿が分かろうというものである。先日、ふとしたことで、大家が校長時代のあるインタビュー資料に触れる機会があった。
 校長の発言の中に、生徒が問題を起した場合、学校はどうだったかをまず考えるとあった。
 今の母校に、これは望めない。金儲けに走る大学の言いなりである。
(第千八百五段)
by akasakatei | 2008-08-09 22:13 | 教育 | Comments(0)
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