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地域祭(ちいきとあきない)

 仕事場付近の氏神は、山王である。
 その祭りには、故郷より近かったこともあり、子供の頃より、足を運んだ。
 ただ、隣の地域の氏神なので、距離的には離れていないものの、随分遠い場所へ来たと感じたのを覚えている。
 子供だったからに違いない。
 今、その祭りの最中である。
 氏子の戸口には、飾りが掛けられている。それを担うのは頭らである。      
 氏子のほとんどは法人で、建物はビルとなっている。
 やや風情に欠ける面もあるけれど、その準備段階より祭りへ向けて、段々と町の雰囲気が変わっていくのは面白い。
 そうした中、飾りがないところもある。
 チェーン店である。
 寄付金を払うのが勿体無かったのか。
 祭りは、地域へ溶け込むひとつの機会である。地域を愛さない店へ、地域の人が足を向けるであろうか。
(第千七百七十七段)
by akasakatei | 2008-07-12 22:24 | 地域 | Comments(0)
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