秋葉原での通り魔事件を考える。
評論家のコメントを見ると、コミュニケーション不足や人との関わりに問題があったとする指摘が多い。
だけれど、こうした人は、以前よりいたはずである。
容疑者の供述だと、どうも社会に絶望していた様子である。
となると、社会に問題があるのではないか。
例えば、この容疑者は非正規雇用者である。将来を描けていたのか。
最近では、正社員でも、年収の低さ、長時間労働など、将来に対し、悲観的な状態となっている。
非正規雇用者ならば、尚更に違いない。
こうした視点で捉えると、これまでに、コミュニケーション不足の人間がいても、事件が起きなかったのは、普通に生活出来ていたからともいえるだろう。
何れにしろ、このところ続く兇悪事件の容疑者らを見ると、その行動は社会への不満が募ったとしか思えない。
今後、更なる連鎖も考えられる。
(第千七百七十四段)