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鯰用心(じしんじのてびき)

 東青梅の地主と別れ、自宅に戻ったところ、揺れを感じる。新潟県中越地震である。東京でも何回か揺れる。
 報道で川口町も被害に遭っていることを知る。この町は、地元と友好都市の関係にある。市民まつりにも毎年参加している。
 市長も大変なことだろう。というのも、協定で緊急時には助け合わねばならないらしい。また、この翌日より、市長は緊急財政に関する説明を市内のあちこちで市民にすることになっていた。その会場には行かなかったけれど、家人によれば五十人くらいが集まったらしい。
 それにしても、新幹線は脱線し、改めて地震の凄まじさを知る。乗っていた人は急ブレーキ時、生きた心地さえしなかっただろう。
 仮に、その列車に乗っていてトイレに入っていたらどうなるか、と考える。手すりはあるものの、乗客の証言などから考えると、あの狭い空間でパニックになるに違いない。下手をすれば、衝撃でドアが歪み、開かなくなっていても不思議ではない。閉じ込められる可能性も否定出来ない。
 何もこれは車内だけではなく、どこにいても起こり得ることだろう。こうしたことを考えると、普段より緊急時に備えていたいものである。
(第四百三十三段)
by akasakatei | 2004-11-06 20:58 | 社会心理 | Comments(0)
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