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劣労働環境(そのひもみえない)

 学生時代、十五年後に今のような生活をしているとは思ってもいなかった。
 会社員をしているとは考えていたものの、業界、職種など、予想しなかったことばかりである。
 このように、ふと考える人は多いのではないか。
 この間、一番予想出来なかったのは、昭和末期と比べ、正社員になり働くことの難しさである。
 正社員としての仕事があること自体が幸福となってしまった。今や、企業での女性の多くは派遣社員か契約社員である。
 男性にも、この傾向は年々増えて来ている。
 要因は、平成不況になり、企業が固定費としての人件費を削ったことにある。更に、パソコンの普及で、事務職が減らされたこともあるだろう。
 ただ、忘れてならないのは、この時代の流れに対し、財界の要望で、政府が規制を緩めたことである。
 これにより、その日暮らしさえ出来ない人が増えるようになった。
 希望の持てない世界に明日はない。
(第千五百三十段)
by akasakatei | 2007-11-08 16:15 | 産業 | Comments(0)
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