ある人より聞いた話しである。
先日、仕事場の口座に見知らぬ人より入金があり、これに関し、銀行へ振込人の連絡先を調べてくれるよう依頼したところ、先方の九州にある扱った銀行が、個人情報のため、教えられないとの返答であった。
ただ、ここでまず問題だったのは、東京より確認したのに、何故か、先方の銀行が返答したのは、九州支店であった。その九州支店より東京へ先の旨が伝えられたという。
常識的に考えれば、先方から、口座のある銀行へ返答し、それを依頼者に伝えるのが筋ではないのか。
更に、これについては、不可解なことがあり、入金されたお金はローンとしてなのだが、振り込まれた側は、組んだ人からの申込書もなく、戸惑ったらしい。
銀行は、商品の申し込みをしたのか否かを確認しないのだろうか。
最近、細部を確認しない企業や組織が多いようである。
この人は、その数日前、配達証明書が戻って来たらしいのだが、驚いたことに、日付印が二年前になっていたとのことである。
郵便局に訊けば、これは重大な不祥事で、正式に訴えれば、押した人の一生に関わる問題となるらしい。
(第千四百五十六段)