振り返れば、小学時代に交通事故で、救急車に乗った。運ばれた病院より、自宅へ戻る際にパトカーで送って貰った。
今、思えば、貴重かもしれない。
また、同時期、警察の道場で剣道を習っていた。この時、武道館で大会があった。
警察の護送車で習っていた者らが送られた。
当時は、何とも思っていなかった。
もう少し観察していればと残念である。
同様なことは、屋形船もそうである。
一度だけ、仕事場の親睦会で機会があった。
あまり江戸に関心のない頃である。
天婦羅と刺身、カラオケの印象しかない。
こうなると、時期の重要さを改めて知る。
これは何事もそうであろう。受験、就職、結婚など、人生の岐路では、自分の力ではどうにもならないことがある。
世間では運命というようだけれど、実際にはどうなのであろうか。後で思うことがほとんどである。
(第千三百二十六段)