上海の運び屋が仕事場に寄る。昼時ということもあり、某ファーストフードのハンバーガーセットを手土産に持って来る。
それについて、ここ何年も口にしたことがない。洋食が口に合わないこともあるし、量的にも物足りない。
ハンバーガーを齧ると、まず肉にその臭さを感じる。若い時には何とも思わなかったものである。また、揚げたポテトの油っこさはどうであろうか。すぐに消化不良を覚える。ここで、思い当たったのは、先の量の不足について、大量の油を使うことにより補おうとしているのではないかとの疑問である。
だから、毎日、それを食べていたら大変なことになると思われる。
安いというだけで、それを昼食にしている人を知っているけれど、これは長期的に考えると健康には良くないだろう。今は節約しているつもりであろうが、将来的には医療費ばかり掛かってしまうのではないか。そうなると、収支は変わらないに違いない。
そうしたことを考え、食べ終わった途端、喉に痛みを覚える。どうやら風邪の兆候のようである。ハンバーガーと関連があるのか否かは未だ分からないものの、どうやら相性は悪いようである。
(第四百十八段)