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人間朝光景(しほんしゅぎのどく)

 車内で人間観察をしていると面白い。月並みだけれど、人間が一番怖いというのは真実だろう。
 あるラッシュ時、いつも地元の駅を中心に動いているホームレスが、満員の急行電車に乗り込んで来た。新宿までの三十分間、暖房が入っていることもあり、異臭が鼻を突く。駅に着く度に、乗客が隣りの扉に移って行く。
 何とかならないものか。
 また、休日、始発電車に乗る。朝帰りらしい大学生がいる。
 珍しく社会体制について、議論をしている。
 資本主義が良いか否かで、意見が分かれる。
 肯定しているのは、働いた分、自分に返って来るからという。一体、どこの話しかと思う。
 残業代が出るのは、一部の企業だけである。多くは、資本家に搾取されている。特に、小さい政府になってから、生活は苦しくなるばかりである。
 某経済評論家は、「大きな政府は百害あって一利なし」というものの、正社員で働いても生活保護を受けている人より収入の少ない人が実際にいる。
 これらを考えると、小さい政府は害しかない。
(第千二百六十段)
by akasakatei | 2007-02-11 21:23 | 政治 | Comments(0)
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