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元禄事件三(ちゅうしんぐらさんぶ)

 国立劇場で行なわれている『元禄忠臣蔵』の第三部に足を運ぶ。今回、演じられるのは「吉良屋敷裏門」、「泉岳寺」、「仙石屋敷」、「大石最後の一日」である。
 演じるのは高麗屋である。
 高麗屋は、何故か、先日の夢に出て来た。そこで同じ舞台に立った。
 そのためか親しみを持つ。
 張られたポスターによれば、完売で、満員御礼とある。高麗屋の人気か。
 この日、印象に残ったのは、台詞での「初一念」である。良い時には、忘れてしまうものである。また、悪い時には、原点に帰るのも一考である。
 ところで、三ヶ月連続で観たことにより、手拭いを貰う。手元に、十、十一月の半券を用意してきた。記念になる。
 観劇時には、土産は買わないのだけれど、珍しく、赤穂名物の饅頭を求める。塩味の饅頭である。赤穂の塩は有名である。
 吉良は、芝居とは異なり、良質のこの塩が本来の目的だったとの話しもある。
(第千二百六段)
by akasakatei | 2006-12-19 20:47 | 文芸 | Comments(0)
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