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師走旅鉄道(ゆきのたびはじめ)

 十二月二日、九時十分、新千歳空港のロビーに立つ。珍しく、定刻に飛行機が着く。
 今回、北海道へ来た目的は、いくつかある。
まず、先日に破綻した夕張の町を歩くこと、そして、本州へ戻り、青森から出ている奥羽本線に久し振りに乗ること、更に、仙台に出、高架化された南仙台を見ること、最後に、磐越西線の廃止された中山宿のスイッチバックを訪れることである。
こうした予定を立てたものの、実際には、目的が達成されなかったものもある。それは後に触れる。
今、思えば、躓きは最初からあった。この旅に関し、初めの計画では往復とも鉄道のつもりだった。それが、指定券が取れず、丁度、安い航空券があったため、予定を変更した。
初めの計画ならば、首尾が良かったに違いない。ただ、前にも触れた通り、JR北海道のサービスは悪いため、あまり乗る気にもなれない。必要に迫られた時だけである。
その北海道の鉄道だけれど、冬だからか、排気ガスが濃い感じがする。車内に入れば、眼鏡のレンズが曇るほどである。相変わらず、列車は三分ほど遅れている。
(第千百九十九段)
by akasakatei | 2006-12-12 20:52 | 余暇 | Comments(0)
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