飲酒運転をする公務員が後を絶たない。
どういう意識で飲んでいるのだろうか。車が凶器であることを忘れている。特に、地方では、車での通勤者が多く、そう考えている人間は少ないのだろう。
東京に住み、滅多に、車に乗らない者にとっては、助手席にいるだけで、凶器に感じる。
困った意識である。
また、飲み屋に駐車場があるのも、おかしい。それこそ、飲んでくれと言っているようなものである。
他にも、公務員の不祥事が目立つ。
結局、裏金を否定していた岐阜県の元幹部はどう説明するのか。テレビでは、鼻に小指を入れながら、否定していたが。
何れにしろ、この国における全ての価値観が変わり、考えられないことが起きる。生きていく上では、それこそ、苦ばかりである。
生活への不安がない連中が、下々の事情も知らずに政策を決めるからである。
今、大多数の人が望むのは、日々の安らぎで、アメリカ型社会ではない。アメリカ型社会は、歴史や文化を持たぬ人間のコンプレックスである。実力以外に、比べられる尺度を持たぬ国の哀れさである。
(第千百十段)