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生活至難述(いきるくるしさ)

 政治家、芸能人、経営者など、見渡す職業の多くは世襲の感すらある。正直、政治家が、再挑戦出来る社会と言っても、自ら、二世が多いのだから、本気で考えてはいないに違いない。機会不平等社会の恩恵を受けたと認識すべきである。
 苦しい生活を経験していない以上、下々のことには疎く、現在のような間違った政策を行なったと考える。特に、資本家による搾取はどうか。
 日毎に人々の生活は苦しくなっており、これまでよりも倹約するのは難しい。
 それにしても、世の中、良い人が多いのか、政策に反対する声をほとんど聞かない。巷では、悪質な事件が多いのに不思議である。
 先に書いたように、状況は戦前と変わらない。物が溢れているため、進歩していると錯覚している。
 無知なことは幸せである。
 こうなると、政府を頼らない江戸の生活を手本とすべきである。江戸の庶民はお上に期待などせず、町民により統制されていた。ここには、他人に対する思い遣りが存在した。
(第千六十九段)
by akasakatei | 2006-08-04 21:27 | 政治 | Comments(0)
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