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人心冥(めいわくせんばん)

本来、今夜より夜行で旅に出る予定であった。北陸方面である。上野まで行ったところ、高崎線が人身事故で運転を見合わせていた。
 駅員に確認しても、どのくらい遅れて発車するのか分からず、結局、旅自体を断念する。
 迷惑な話しである。
 人身事故では、前日も、会社帰りに小田急が遅れ、急行の車内に閉じ込められた。こちらの場合、大きな蜂が飛んでおり、窓も開けられず、怯えて待つ。
 ここで疑問なのは、丁度、待たされたのは、日中や休日には急行も停車する駅である。一旦、ドアを開けるべきではなかった。
 漸く、それが分かったのか、発車間際に開いたものの、遅過ぎる感もある。
 ところで、払い戻しを済ませ、自宅へ戻る終電近くの車内で見たのは、目が血走り、潰れた人々の姿である。
 穏やかな雰囲気でない。
 多少疲れを覚える。
 自宅に戻った時には、日付が変わっている。
(第千六十二段)
by akasakatei | 2006-07-28 09:19 | 社会心理 | Comments(0)
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