奇数月にある地元ホールでの落語会に足を運ぶ。
今回、登場する噺家は、先日、真打ちになったばかりの鯉朝師匠、二つ目の鯉太さんである。更に、色物では、江戸紙切りの桃川忠さんも登場する。
入りは半分くらいか。回を追う毎に人が増えて行く。
まず、鯉太さんが出、次に鯉朝師匠が演じる。師匠は風邪気味のようで、洟が止まらない様子であった。
この後、お楽しみとして、噺家ふたりによる謎解きが行なわれる。題を言ってくれということだったので、「ぎっくり腰」を与える。
師匠は風邪気味だからだろう、なかなかまとまらない様子であった。
尚、題を与えた記念として、真打ち昇進の際に作った手拭いを頂く。
仲入後、紙切りである。注文を受け付けたので、「花火」を所望する。
隅田川の花火である。江戸の屋形船に舳先に、芸者が立ち、花火を楽しんでいるものである。
これも記念に頂く。
最後は、師匠の先の師匠だった故柳昇師匠が得意とした噺をする。
手作り感があり、この落語会は好きである。次回は、旧盆中の平日に行なわれるため、参加出来ないのが残念である。
(第千五十九段)