松山旅機内(いよのくにへ)

 六月三日、松山に行く。飛行機である。四国へ飛行機で入るのは初めてである。最初、鉄道を考えたものの、時間に余裕がない。
 今回の目的は、伊予鉄道高浜線の古町から衣山の高架区間である。全線完乗で考えるならば、無視しても良いわけだけれど、最近、四国に足を踏み入れていない。この機会に訪れる。
 飛行機は羽田を十時半に出るJALである。飛行機は滅多に使わないため、それほど詳しくなく、多少早目に空港に着くようにする。多少とはいえ、実際には三時間半前に着いてしまう。
まず、搭乗手続きを済ませ、松山空港着は十一時五十五分頃の予定なので、機内で昼食をするつもりで空弁を買う。
あとは搭乗口で本でも読み、暇を潰そうと思っていたところ、身辺検査で引っ掛かる。
鞄は問題がなく、女警備員に身体を弄られる。
結局、問題はベルトらしく、帰路のこともあるので予防を確認すれば、最初から外すように言われる。
とはいえ、帰路にこれはやらない。行きに身体から外した財布やボールペンを上着のポケットに戻す時、金属製の名刺入れが入ったままだったことが分かったからである。全く好い加減なものである。
待ち時間で一冊の本を読み終え、機内に案内された頃には空腹を覚える。離陸を待たずに空弁を広げる。
浜焼き鯖寿司で、機内にその匂いが漂う。周囲を見ても食べている人は見当たらない。
スチュワーデスが側に立つ。営業スマイルを見せている。嫌な予感がする。離陸前で注意しに来たのかと思えば、おしぼりを置いて行く。
(第千十六段)
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by akasakatei | 2006-06-12 21:37 | 余暇 | Comments(0)
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