このところの新聞を広げると、桜の開花に関する記事が目立つ。その予測について、気象庁や民間で異なるためである。
それだけ、桜は国民の関心事なのだろう。
確かに、川口の清掃職人やオープンカレッジの学友らからも、その誘いがある。
昨年は上野で、清掃職人や佐貫の酒仙らと花見をした。この時期、東京にいるのは珍しく、新鮮であった。
果たして、今年は東京で見られるのだろうか。例年、今頃は各地で新線が開通する関係上、地方で桜を見る方が多い。今年も、四月の一日、二日と上方に行くことになっているので、難しいかもしれない。
試しに、彼岸入りの前日に、自宅から駅に向かう途中にある桜の枝を確認すると、早くも花が開花している。尤も、この桜は、毎年、どの桜よりも開花が早い。
確実に、春が近付いていることが分かる。この分なら、見頃は四月前の平日ではないか、と思われる。
梅は遅かったのに、桜が早いのは何か理由があるのか。
(第九百三十段)