この時期、民俗学において思い出すのは、秋田のなまはげである。最近では、子供の数が減り、行事が成り立つか否かという。
初めて、この行事を知ったのは小学一年の社会の授業である。授業ではNHK教育を使っており、そこで紹介されていた。
子供心にも怖いと思ったものである。
その後、三年生で、今度は国語の教科書に鬼の話しとして紹介されていた。そこでは各地の鬼が紹介され、追儺やどこの地方か忘れてしまった豊作を願い、四股を踏む鬼も含まれていた。後者が相撲と関係があることをこの時に知った。
思うに、この教材はなかなか興味深く、機会があれば探し出し、読んでみたいほどである。
ところで、話しを最初に戻し、なまはげだけれど、これは子供を諌める。そこの主人は料理や酒で持て成す。旧正月であり、新年の客として扱う。
ところで、ここからは聞いた話しである。ある人達が自分の行なっていることと、公に子供を怖がらせられるなまはげとどのような差があるのかという。ある人達とは、世間を騒がせていることである。
許されるなら、それになりたいなどと不謹慎な発言をする。
(第八百六十段)