今月より仕事場の勤務時間が変更になる。これまでと比べ、一時間早くなった。このため、月曜は『水戸黄門』が始まる前に帰ることが出来るようになる。変わる前までは、印籠が出される時間であった。
これに伴い、毎日の通勤時に顔を合わせていた人と会わなくなる。見知らぬ人なのに寂しささえ感じる。特に、朝、自宅近くで駅から自転車で来る金髪の兄ちゃんは、夜、反対に自転車で駅に向かって行く。夜勤の仕事だろうか。
とはいえ、流石に早く帰れることは嬉しい。ゆっくりと食事、風呂が楽しめ、その後、自分の時間も出来る。早速、刷り上がったばかりの年賀状の宛名書きを行なったところ、数時間で仕上がってしまう。
また、この文も、今までは休日に書き溜めておいたけれど、そうした必要もなくなり、休みを別のことに使えそうである。
折角、得た時間であり、有意義に過ごさなくては無駄で、飲むことに使いたいとは思わない。それならば、読書や調べ物に使いたいと考える。
(第八百十三段)