人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大中小政府(ながつきとおかあまりいちにち)

 郵政民営化を巡り、参議院がそれについての法案を否決したことにより、衆議院が解散された。来月、その選挙が行なわれる。これに関して、反対した党内の議員に対し、刺客が送られるようである。刺客とは、日常、耳にしない言葉である。それだけ、総理は郵政民営化を重要視しているのだろう。
 今回の選挙、どうなるのか。国民にとっては重い一票である。
 だけれど、正直、郵政民営化とはいうものの、具体的に、メリット、デメリットが伝わって来ない。
 イメージとしては、郵便局の統廃合によるサービスの低下、配達証明書などの公式な証明の効力を考えるだけである。
 生活における不便さばかりに目が行く。
 仮に民営化されれば、小さな政府への一歩となることは間違いない。となると、本来的な資本主義社会となる可能性は否定出来ず、今後、貧富の差はより開くことになる。将来的には、欧米ほどになるだろう。ここに来て、機会の不平等が漸く指摘され始めた。これも気付いた時には、手遅れになっているのではないか。社会病理が問題になるだろう。
 だからといって、現在のシステムが良いわけではない。年金や医療など、その破綻が言われている。この根源は税金の無駄遣いから来ている。役人が税金の意味を考える必要がある。特権階級や慣習などの意識を捨てることが大切だろう。
(第七百十八段)
by akasakatei | 2005-08-18 22:07 | 政治 | Comments(0)
<< 都市犯罪悪(しつけのいみ) 奉納落語会(えんちょうまつりら... >>