(見栄えに捉われると:2019年6月30日撮影)
仕事場の庭で飼育している目高に、稚魚が生まれた。
このため、親魚のいる鉢の他に、ふたつの鉢、一本の水槽で稚魚を育てている。
水換えについては、バケツをふたつ用意している。
そうした中、仕事場の女性責任者が、また、御乱心振りを発揮する。
バケツでは見栄えが悪いと、ネットで、桶をふたつ購入する。ここでいうネットとは、オークションのことだ。
夕方、宅急便で送られて来た桶を見ると、どう見ても、肥桶だ。幕末の写真集に出てきそうなものだ。
天日干しや何やらしないと使えない代物だ。
試しに水を入れると、すぐに、漏れる。
雨続きのため、そのまま、置いておき、翌朝、仕事場に行ってみると、驚いたことに、汲み置きしておいたバケツごと、桶に入れてある。
生き物を飼育するには、慎重さを要する。
仮に、細菌がいたら、どうするのか。
目先に捉われてはならない。
(第五千七百九十三段)