(小劇場のポスター:2019年3月22日撮影)
仕事場において、国立劇場より招待券が届く。
三月二十二日の小劇場のものだ。足を運ぶ。
演目には、『元禄忠臣蔵(御浜御殿綱豊卿)』、『積恋雪関扉』が並ぶ。
どちらも観たことはある。
当日、列車が遅れる可能性もあるため、早めに家を出、産土神に挨拶する。
本氷川坂側へ出ると、向かいにある日銀の門が開いている。初めて見た。
いつもは閉められたままだ。
門の前には、リヤカーが置かれ、高齢者がゴミを集めている。どうやら掃除中のようだ。
陽気も良いので、三分坂、薬研坂を通り、劇場へ向かう。
豊川稲荷は、この日が縁日という。
縁日といえば、故郷では、幼稚園の頃まで、あちこちで縁日が立ち、店も出、祖父に連れられ、何度も行ったものだ。
ところで、芝居だが、客席には、先月、鹿芝居に出た噺家らが何人か来ている。
帰路、西小山の銭湯に寄る。浴室の絵は富士だ。
(第五千六百九十八段)