(命を握られている時代か:2019年3月10日撮影)
医師からの選択肢による透析の治療の中止について、あれこれ報じられている。
中止を決めた人は、何を判断基準にしたのか。
死に関しては、確かに、現代社会は、不安しかない世だ。長生きをしたところで、常に、財布の心配をしなければならない。生きている意味が、分からなくなることも事実だ。
鬱になる人が多いのも当然だろう。
ただでさえ不安ばかりなのに、最近では、天地異変、戦争の心配も加わった。
常に、ストレスに晒されている感じだ。
これが、段々、普通になると、感覚も麻痺するに違いない。
実際、この頃では、保守化について、日常となり、有権者の無力感が漂い始めている。
気付けば、国民が戦争に巻き込まれる日も近いだろう。
平成の世で、権力者への忖度があったという事実は、かなり重いことだ。
己の保身だけで、全体を考えられる人間がいないということを指す。
また、戦争の愚かさが後世に伝わっていないということだ。
(第五千六百九十段)