(住み易い国にしないことには:2019年3月12日撮影)
現政権は、子供を産み易く、育て易い国にするという。
その前に、考えることはないか。
婚姻数が増えなければ、子供は増えないだろう。
それをせず、独身者が家族連れを見て、結婚したいと考えるか。
安定した労働環境を作り出すのが先だ。
それにしても、二十一世紀に入り、学生時代には、当然、解決さ
れているだろうとされたことが、されていない。反対に、悪くなっていることも目立つ。
前者でいえば、国際的な問題だ。ここまで、各国で、保守派が台頭するとは予測されなかった。
我が国では、新元号について、日本の古典より採りたいとの話しさえ出たとのことだ。
後者は、前者にも絡むが、民主主義の衰退だ。これに加え、今では、ネットの発達もあり、個人への攻撃も激しい。正直、ネットは無法化しているともいえる。
察するに、価値、規範それ自体が、危機的な状況なのではないか。
これは、一国の代表を見ても、頷けるものだ。
結果のためには、手段など構わないとの思考だ。
お上がこうした姿勢だと、国を滅ぼすだけに違いない。
(第五千六百八十九段)