(如月歌舞伎座夜の部の絵看板:2019年2月4日撮影)
二月四日、仕事帰りに、歌舞伎座夜の部の一幕見席へ足を運ぶ。
舞踊『當年祝春駒』が目的だ。
高砂屋、萬屋、播磨屋らが出る。
舞踊への関心は低いけれど、曽我物で、上演時間も短いため、寄
る気になる。
所謂、曽我物の芝居のダイジェスト版である。
筋書きを買い、中を捲れば、今月の歌舞伎座は、初世尾上辰之助
三十三回忌の追善狂言となっている。
残念ながら、生前に観たことはない。書物で知るだけだ。
尚、この日の舞踊の一幕見席には、外人、特に、アジア系が目立
つ。
上演中、マナーの注意されている人を何人か見る。
マナーといえば、最近では、車内でも、スマートフォンを歩きな
がら弄っている連中があちこちにいる。その歩く速度が、周囲の迷
惑になっていることに、何故、気付かぬか。
察するに、ゲームか何かで、重要な件でもないだろう。
昔なら、確実に田舎者と呼ばれたに違いない。
(第五千六百五十七段)