(人との付き合いは希薄となり:2018年3月11日撮影)
最近の政治家は、以前と比べ小粒となり、チンケな印象しかない。
かつてなら、辞任になったことが、今はならない。
そうした連中を選ぶ有権者も問題だ。
それにしても、大学にいた頃、これほど、世が妙な方向へ進むとは考えなかった。
確かに、当時は、自民党の金権政治で、今後はアメリカ型社会への移行などと言われたものだ。
この間、三十年ほどだが、一番変わったのは、ネットの普及、労働者の非正規雇用の増大、それに、国民における歴史修正主義的な保守派思考の浸透か。
保守派については、先と絡め、最終的に所属出来る組織で語られるものの、この層は、失うものもないからか、安易に戦争と口にするようだ。
察するに、現在、現政権は、例の改ざん問題の対応に追われているが、今後、その不満を外に向けさせるはずだ。
そこで、国民にどのような反応が出るか。教養があるか否かが問われる。それで、人文科学の大切さが分かるに違いない。
(第五千三百三十五段)