(都内の夕方:2018年1月22日撮影)
雪の日、当然、帰りの列車は遅れる。
地下鉄は、郊外列車との接続駅での折返しに時間が掛かり、段々と各駅での間隔調整で五分は停車するようになる。
その内、途中の折返し設備のある駅で、後続列車をそこで止め、乗っている先行列車が接続を取るような運行となるため、益々、遅れるようになる。
やっと地上に出るが、ホームは郊外列車を待つ人で、立錐の余地もない。
各停は込んでいて乗れず、快速急行は停車しないので見送る。
この後に急行は、新宿ではなく、この接続駅始発との放送が流れる。
どういうことかと思えば、地下鉄の車輛が来る。
察するに、本来、地下鉄からの乗り入れのダイヤのものか。
乗り入れを中止しているので、その影響に違いない。
どうにか各停の接続駅まで行くことが出来るが、そこで、また足止めを食らう。
先の駅で、ポイント故障だという。
最寄駅に着くと、仕事場を出てから二時間は経っている。
飲食店は店を閉め、雪が静かに降る。
(第五千二百六十九段)