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果納堂(えんせんじゅうみん)

ある夕方、小田急の新百合ヶ丘付近で、架線にビニールが絡み、電車が遅れた。結局、ダイヤは終日乱れた。
この時、疑問だったのは、ダイヤが乱れているのに特急を走らせたことである。各駅が混雑し、更に遅れを増す要素になるそれを何故運休させないのか。
佐貫の酒仙から電話が掛かってくると、必ず、この春に登場した新型ロマンスカーについて訊く。
通勤、通学には何のメリットもなく、利用することのない電車だから関心はない。ただ、その営業初日に新宿でグッズが販売され、そこに人が群がっていた印象があるだけである。沿線に住む者はその程度にしか考えていない。
それにしても、JR西日本の事故後、各地での鉄道におけるそれが新聞で報じられている。
安全と思われた鉄道で、乗客も沿線に住む者もいつ日常が破られるかもしれないことが分かった。
友人や家族が一瞬で奪われ、またあのマンションの住民も複雑な心理となっている。JR西日本は補償や賠償に誠意を見せるべきである。その責任は重大である。
(第六百二十四段)
by akasakatei | 2005-05-16 22:49 | 産業 | Comments(0)
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