(船の科学館駅への「森30」系統:2017年2月12日撮影)
二月十二日、学生時代の友人らとの散策である。
今年はバスがテーマで、今回は大森駅東口から船の科学館駅前を結ぶ京急バスの「森30」系統に乗る予定だ。
本数が少ない路線で、三本しかない。
高速道路を経由するからか。とはいえ、大井町から船の科学館へ
向かう系統の本数は、もっとある。
日曜の朝の大森で、開いている喫茶店はなく、チェーンのカフェ
くらいしかない。再開発され、そうした店もなくなった感じだ。
十一時五分発のバスは、大井競馬場を右手に高速道路に入り、十五分ほどで、お台場辺りに着く。ただ、ここから船の科学館駅まで、お台場内を一周し、二十分ほど掛かる。富士が頭を見せている。
現在、船の科学館はリニューアル中で、ここら付近で杯を交わしたいものの、休日のお台場は込んでいる。
他へ抜けるとして、どこへ向かうか地図で考える。
水上バスが目に付き、乗り場へ歩き始めたところで、潮風公園前のバス停に着く。
見れば、門前仲町への都バス「海01」が出ており、すぐにバス
がある。
三分ほど遅れた十二時十七分のバスの乗客となる。
途中、新しいマンションからの住人らしき人を拾い、終点に着く
頃には満員となっている。
ここは深川不動や富岡八幡で有名で、門前町が形成されている。ただ、ゆっくり杯を交わせそうな店は少ない。
また、中華料理となり、白酒を頼む。
帰り、近くの銭湯で暖まる。絵はヨットだ。
(第四千九百十九段)