(秋の朝:2016年9月18日撮影)
地元の世捨て人より、連絡がある。
水鉢関係だ。
何でも、まあちゃんについて、白い点が見えるという。
金魚の場合、薬浴が考えられるものの、どじょうはそれに弱い。
とはいえ、このままというわけにもいかない。
まずは、隔離が必要と思え、鉢の水をバケツに用意するよう伝え
る。
その上で、まあちゃんを移動させるように言う。
翌朝、仕事前に訪ねると、バケツは青水だ。鉢を覗くと、以前に
聞いてはいたが、底が見えない。濁りと耳にはしていた。このよう
な状態であったか。
バケツには、肝心のまあちゃんが見えず、確認すれば、動きが敏
捷で追えないらしい。
確かに、餌を撒き、浮上してきたところを掬おうとしても、すぐ
に、底へ潜る。
仕方なく、様子見とする。
外飼いだと、自然に近いことを目指すため、こうした時、難しい。
(第四千七百七十八段)