(台東区生涯教育センター:2016年3月1日撮影)
三月一日、仕事帰りに、台東区生涯教育センターに寄る。
そこのミレニアムホールで、「戦争と演芸」のテーマで、国策落語
及び映画『サクラ花ー桜花最期の特攻ー』の上映が開かれる。
最初、読売新聞で知る。国策落語がメインであるような書き方で、
演者の三平師匠の写真も出ている。
国策落語を聴く機会は、まずなく、すぐに申し込む。今回は『出
征祝』である。七十年振り以上に、演じられるとのことだ。
それから数日し、他の新聞にも出る。
当日、仕事場からタクシーに乗り、二十分ほどで着く。先に、夕
食、銭湯を済ます。
会場に行って知ったのは、映画が主ということだ。落語の場合、
番組表などを配付するが、それもなく、チラシを訊けばなくなった
との話しだ。
こうなると、映画に、落語があるようなもので、実際、落語が終
わると、落語目当ての人は、すぐに帰る。かなりいる。
その国策落語だが、正直、師匠も慣れていない感じで、ある意味、
当時の新作落語で、時代とともに消えるものだったに違いない。
ところで、映画は、桜花を出撃させるまでを描く。悲惨さを伝え
る。
(第四千五百六十七段)