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異形者(いぎょうなもの)

 朝、起きると気分が悪い。
 血圧を測りながら、テレビを点けると、痩せた女が多くなり、その関係の番組を放送すると宣伝している。
 痩せた女を見た途端、吐き気を覚える。
 骸骨を想像するからか。
 吐くといえば、先日、車内に白塗り集団がいた。
 顔、髪、洋服まで白だ。
 ある筋によれば、都市伝説的なものらしい。
 二十年以上前にも聞いたことがある。
 とはいえ、異形だからか、気分が良いものでもない。
 そうした折り、プロ野球選手の賭博が報じられる。
 相撲でもあったことだから、驚きはしない。
 黒い霧事件を思い出す。
 それにしても、世には考えられないことが多い。
 また、この頃、年だからか、身体が疲れ易く、あちこちが痛む。もう若くないことは自覚しているものの、あとどのくらいで死ぬのかと思う。
(第四千四百二十七段)
by akasakatei | 2015-10-14 21:07 | 社会心理 | Comments(0)
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