朝、起きると気分が悪い。
血圧を測りながら、テレビを点けると、痩せた女が多くなり、その関係の番組を放送すると宣伝している。
痩せた女を見た途端、吐き気を覚える。
骸骨を想像するからか。
吐くといえば、先日、車内に白塗り集団がいた。
顔、髪、洋服まで白だ。
ある筋によれば、都市伝説的なものらしい。
二十年以上前にも聞いたことがある。
とはいえ、異形だからか、気分が良いものでもない。
そうした折り、プロ野球選手の賭博が報じられる。
相撲でもあったことだから、驚きはしない。
黒い霧事件を思い出す。
それにしても、世には考えられないことが多い。
また、この頃、年だからか、身体が疲れ易く、あちこちが痛む。もう若くないことは自覚しているものの、あとどのくらいで死ぬのかと思う。
(第四千四百二十七段)