仕事場で重い物を持ち、節々が痛む。
こうした時に限り、便秘気味で、トイレで踏ん張ることが出来ない。
思うに、最近、夜の外食が多く、野菜不足もあるに違いない。
そういえば、先に観た心中物は、古典の要素を現代に採り入れたものだが、妻子ある男が女郎に狂う話しだ。
女が面倒だと思う者にとっては、そこが、今ひとつ、理解に苦しむところだ。
ここで、また、耶蘇の婆が妙なことをいう。
仕事場で、亡くなった人間が出た。その人間は、会社関係の者ではない。
それを聞いた婆は、他人に、気の毒だと思わないのかと言うものの、元々、持病があり、それが死に繋がっただけのことではないか、と考える。
世にいう寿命というものだ。
大体、持病を知らない者にとっては、何も出来ることはない。
信仰者によくある独り善がりの偽善だ。
(第四千四百二十三段)