(野分晴刷毛で描きし白ペンキ:2015年8月22日撮影)
大阪で中学一年らが殺害された事件で疑問なのは、夜に出掛けることに対する親の態度か。
ついこの間まで、小学生だったことを考えれば、不思議だ。
尤も、都会では、二十一時頃でも、塾帰りの小学生を車内で見掛ける。
中学受験をし、電車で塾に通っていた経験からいえば、通り道である夜の五反田や六本木辺りは、大人の世界という感じであった。ホステスや酔っぱらい客など、昼とは異なる風景が広がっていた。見てはいけないものに触れた感じだ。
今と違うのは、普通の会社員でも、気軽に寄っている人が多かったことか。
ふと、夫の帰宅時における『サザエさん』で展開されるような夫婦喧嘩を思い出す。
と同時に、何故、女は他の女の痕跡を嫌うのかと思う。これは、意外に、職場でも見られる。
前任者の色を後任者は消そうとする。特に、女はそうだ。
疲れる存在だ。
(第四千三百七十七段)