(秋の蝉オナガに追われ断末魔:2015年8月16日撮影)
敗戦より七十年を迎えた。
テレビでも、特番を放送しており、NHKでのカラーにした太平洋戦争にチャンネルを合わせる。
不思議な感じだ。
教科書において、白黒写真で目にした人物に色が施されている。
また、戦場でのそれは悲惨だ。
原爆投下後の町も同様で、安易な言葉だが、正に、地獄だ。
これらを知って、戦争の出来る国へ進もうとしているのか。
戦争を決断する連中は、自ら、戦場へ出ることはなく、国民を単なる駒としか考えていないに違いない。
実際、今の世は、戦前へ回帰しつつある。権力者の顔色を窺う輩も増えつつある。
かなり危険だ。
そうした意味でいえば、天皇が敗戦記念日に述べた「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」などは、現状に危惧したともいえる。
ふと思い出したのが、先の天皇の責任問題だ。統治の関係で残されたものの、それはあやふやともいえる。
(第四千三百七十一段)