仕事帰り、健康診断の結果について、よく相談に乗って貰う内科へ行くと、かなり、医師が老けた感じがする。数えれば、一年振りだ。
その後、行き付けの鮨屋へ行けば、若い衆の姿が見えず、代わりに、三十代の女性が皿を運んでいる。
辞めたのか。
知らぬ間に、時が巡る。
時で思い出したのが、新幹線での焼身自殺だ。
この日の昼頃にあった。
かなり前にも、車内が煩いという理由で、殺人事件があり、トイレに逃げ込んだ客は頭が良いと言われたものだ。と同時に、密接をどうするかが課題となった。
あれから、十年以上が経過した。
同様のことは、地下鉄でのオウムサリン事件で、未だ、有効な手
がない。
これからの新幹線は、変わるのか。
手荷物検査は、現実的ではないだろう。
すぐに乗れるのが、鉄道の良いところだ。
(第四千三百二十五段)