友人らと杯を交わしたのは、チェーンのお好み焼き屋だ。
表に面接にくれば、千円の食事券をプレゼントとある。
人手がないのか。
実際、案内は機械から番号札を取るように指示されているものの、
機械は起動していない。
また、国領のお好み焼きの子供がジュースを溢し、床を拭いてい
ても、側にいたスタッフは己の仕事だけで、声掛けもなかった。
空いた皿もなかなか下げない。
人手がないから、余裕がないようだ。
とはいえ、普通、このようなサービスだと、客足が遠退きそうな
ものだ。
そういえば、先日、井の頭公園に行った際、自販機を見てジュー
スを欲しがった幼児に、あのメーカーだから駄目と言った父親がい
た。
妙に気になる。気になるといえば、友人らと別れた後、改札から
旅行帰りらしいカップルが出て来る。女がかなり怒っている。やは
り、女は面倒だ。
(第四千二百九十段)