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人交流(かていしょうせつをよみ)

杯を交わした翌日、喉に違和感がある。それほど、飲んだわけでもない。
医師の門を叩くか迷う。というのも、これから数日の間は、仕事帰りに私用が多く、時間がないためだ。
そうした折り、故庄野潤三氏の作品を読む。最近、文庫となって、発売されたものだ。
氏の生前は、新刊が年に一回は出版されていた。結構、親しんだものだ。今では、文庫になった時くらいか。
久し振りに目を通すと、主人公を取り巻く人間関係を忘れている箇所がある。
思い出すまで、暫く、時間を要する。
今では、希薄となった地域との交流も描かれ、ある意味、こうした場所で暮らしたいとさえ思える。
実際、我が身を振り返れば、隣人の顔さえ知らない始末だ。仕事場においては、狭い職場故、それだけ、人間関係が面倒なところもある。特に、年配女性が問題だ。
社会に目を向ければ、右傾化甚だしく、近い将来が気になる。
心の安まる時がない。
(第四千二百二十二段)
by akasakatei | 2015-03-23 21:31 | 地域 | Comments(0)
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