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試験版:政府本音声(せいふのじったい)

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(水子らをあやす地蔵の手へ東風が:2015年3月6日撮影)


東日本大震災の追悼式があちこちで行なわれた。忘れないようにすると言いながら、正直、被災地以外では、忘れられた感すらある。忘れていなければ、原発や電気仕掛けの絡繰りを未だ使うことはしないだろう。形だけの印象すら受ける。
国は、復興について、地域の判断を尊重する言っているものの、結局は手の打ちようがなく、棄民しているとしか思えない。大体、除染しても、現在も事故を起こした原発は暴走している。その土地に二度と住めるものなのか。
政府に民を救う考えはないと思える。だから、補償を打ち切るため、線量が高くても解除するのではないか。
そうした折り、チェーンの喫茶店において、隣のテーブルに座った同僚らしき男女の会話が耳に入る。
男は白金に住み、中学生くらいの子供がいて、ミッドタウンで働いているという。所属組織が統廃合や企業売却などにより、会社都合での退職金を手にしたとのことだ。貯金はなく、借金ばかりで、この先、高齢になったら、生活保護しかないと話している。
それを聞き、五十代半ばの女は笑っている。
察するに、この層の所得は高いと思われ、足ることを知らないだけなのではないか。
(第四千二百十八段)
by akasakatei | 2015-03-19 19:37 | 政治 | Comments(0)
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