(冬の風センバツ決まる球児撫で:2015年1月24日撮影)
冬の風が冷たかった日、選抜高校野球大会の出場校が、発表になる。母校は補欠校であった。ここ数年を見ていると、それだけでも驚くべきことである。
その翌日、仕事帰りに、有楽町へ出る。
映画『KANO―1931海の向こうの甲子園』を観るためだ。
実話を映画化したものだ。
今のようにインターネットで何でも調べることが出来なかった中学の頃、高校野球の春と夏の大会に関し、全国における出場校の出場回数などを調べたことがある。
大変だったのは学制改革で、統合や消滅した学校もあったことだ。
また、満州、台湾、朝鮮からも出場していたことを知る。だから、今回の映画が台湾で制作されたことを知った時は、懐かしく、日本で公開されたら観たいと思っていた。
そう思う人は多いらしく、三時間の作品ながら、年配者でほぼ満員である。
尤も、公開されている映画館が少ないということもあるかもしれない。
(第四千百六十五段)