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試験版:特攻誤精神(とっこうとはけいべつすべき)

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(自由は簡単に奪われる:2014年10月26日撮影)


中国におけるフィギュアスケート大会において、練習中に選手同士がぶつかり、負傷した。
これについて、日本人選手が怪我をしながらも出場した。巷ではあれこれと感想を聞くものの、肯定派からは、特攻精神を思い出させる発言が相次ぐ。
最近、我が国では、何事に関しても、こうした行動が絶賛されるようだ。
危険と思うのは、間違いなのか。
この種の精神力重視は、主に、スポーツにおいて、未だ盛んである。
ただ、戦時中、燃料もないのに、我が国の飛行機は、精神力で飛ぶと言った軍人を彷彿させるだけだ。
平成は、正に、時代が退化した感じで、人々の意識も己だけのことしか考えず、極めて閉塞感漂う。
かつて、経営者や政治家は、社会のためを第一とした。それが、今の経営者や政治家は、税金を払うことさえ嫌がる始末だ。全く器が小さい。
器が小さいといえば、これらの連中は、景気対策と称し、まず富裕層が潤えば、全体が良くなるという経済理論を信じ、実践している。全く良くなる気配はない。
いつも不思議なのは、下手に経済通と言っている連中ほど、予測出来た試しがない。正直、経済理論ほど、当てにならないものはない。
(第四千九十五段)
by akasakatei | 2014-11-16 21:51 | 社会心理 | Comments(0)
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