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映画芦別時(えいがののなななのか)

急ぐのは、前日に公開された『野のなななのか』を観るためだ。映画館は有楽町のスバル座だ。十四時までに帰る必要がある。
勿論、大阪でも公開されているけれど、梅田での九時の回には、難しい時間となっている。
昨夜の寝不足もあり、名古屋を過ぎた辺りで、寝てしまう。
熱海付近で目覚める。
東京には十一時三十三分着。
東京駅の地下街で昼食を済ませ、有楽町へ足を向ける。
この映画は自由席故、そう急ぐ必要もないのかもしれない。とはいえ、三時間近く、仕方のない席で観るのも苦痛だ。
にも関わらず、近くにマックを持ち込んで食べ始める輩がいる。紙の音、臭いが気になる。尚、来ているのは、年配者ばかりだ。
内容だが、芦別を舞台に、過去、現在そして未来へと繋ぐ感じになっている。人物関係を把握するだけでも複雑だ。忘れてならない背景は、終戦日以後の樺太だ。
これを観ただけでも、普通なら、戦争が平和に繋がるとは思わないだろう。戦争の悲惨さを知らず、勘違いしている現政権は猛省すべきだ。
ところで、作品中、三井芦別鉄道の廃線跡と現役時代の映像が出て来るのは嬉しい。
(第三千九百十六段)
by akasakatei | 2014-05-21 21:34 | 文芸 | Comments(0)
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