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豪徳寺散策(みやのさかよりごうとくじさんさく)

四月最終日曜、学生時代の友人らと上町付近を歩く。上町と言って、すぐに伝わる人は少ない。世田谷線だ。
多少早く着き、カフェで待つ。今回は、大型連休のためか、家の事情で欠席者が多い。
上町は世田谷城址公園の最寄駅だ。城址に行けば、鷹匠が訓練をしている。見たことがない人も多く、鷹に感心している。
城址を出、これも近くにある豪徳寺に寄る。招き猫で有名だ。行ってみると、牡丹、躑躅、花楓、藤が見頃だ。意外に訪れる人も多い。ただ、井伊家の墓があるものの、こちらは誰もいない。
宮の坂方面へ向かう。電停の横には江ノ電から戻った車輌が保存されている。その側の世田谷八幡脇に坂がある。宮の坂という。今年のテーマだが、特に、案内もなく、距離も短い。
ここより吉良家が創建したという勝光院へ足を延ばす。竹林が素晴らしく、竹の子から成長しつつあるものもある。最初、北門に出た際、若い僧の眼光鋭く、咎められた感じがする。
この後、小田急を越え、半田坂を上がる。一本脇には古墳の半田塚がある。
小田急の駅に戻り、蕎麦屋で杯を交わし、商店街の銭湯で汗を流す。富士の絵で、露天風呂もある。日曜の夕方にしては空いている。
(第三千八百九十六段)
by akasakatei | 2014-05-01 20:32 | 余暇 | Comments(0)
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