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互留負(いきさきはたまへ)

 先段に関する話である。
 故郷には元大名屋敷だった桧町公園がある。敷地も広く、池もあり、地元の人も散歩によく訪れていた。勿論、子供もそこでよく遊んでいた。これについては、前に書いた。
 ただ、ここで触れたいのは、その公園でゴルフの練習をしていた人がいて、その打った球が歩いていた人に当たって大怪我をした事故があったことである。このため、公園内でのゴルフや野球は出来なくなった。管理する側としては、当然の結論である。
 練習している側は何も考えずに行なっているのだろうが、もっと考えるべきだろう。
 最近、ある番組において河川敷で禁止されているゴルフの練習をしている人を取材したものがあった。色々とその人は言っていたけれど、己の欲望を迎えきれないだけの印象を持った。
 実際、ゴルフの球は意外と重く、それが凄いスピードで飛ぶ。当たれば、確実に大怪我をするのは明白である。ゴルフ場でも、起きている事故であり、責任を巡り裁判に発展したこともある。
 こうした事実を考えれば、お金を払って打ちっ放しに行くべきである。これを渋り、大怪我をさせて責任を負うよりは良いであろう。
 だけれど、ゴルファーというのは不思議な習性があり、ゴルフをするので裕福かと思えば、意外と金銭面に煩いところもある。考えてみれば、そうでもしないと、銭は貯まらないのかもしれない。また、社会的に地位や名誉がある人も多く、そのような自己主張をしないと、そこまでは辿り着けないのだろう。
(第五百五十九段)
by akasakatei | 2005-03-12 20:59 | 余暇 | Comments(0)
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