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国立初芝居(うまのしばい)

一月十二日、国立劇場の初芝居『三千両初春駒曳』を観に行く。例年通り、音羽屋の復活狂言である。
三連休ということもあってか、満員で、客席には着物姿も見られる。いつもより、男性より女性が多いと感じるのは、そのためか。
また、劇場内も正月らしい華やかな雰囲気で、始まる前には琴が黒御簾より聞こえる。
開演早々、隣の年配女性のふたり組が会話し出すので、すぐに、注意する。
確かに、感想は色々とあるのだろうが、上演中は胸に入れておくのが周囲への気配りというものだ。
更に、上演中、前の席の四十前後の男は、重要なことでもあるのか、スマートフォンを何度もチェックする。ならば、芝居に来るべきではない。液晶の明かりが迷惑だ。
どうも自分勝手な観客が目立つ。
ところで、内容だが、思っていた以上に複雑で、筋を追うだけで大変だ。史実の織田家の信長亡き後を描く。
 役者で目に付いたのは、以前より注目していた菊市郎丈だ。なかなかの悪役であった。
(第三千七百九十一段)
by akasakatei | 2014-01-16 21:13 | 文芸 | Comments(0)
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