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映画痴呆症母親(えいがははにあいにいく)

十一月十九日、仕事帰りに新宿武蔵野館へ寄る。十八時十分の回の『ペコロスの母に会いに行く』を観る。
これは、内容に興味を持った。
親の介護など、先の話しと思っていたものの、この年齢になると、周囲でも介護をしている者が何人かいる。
親は、今は元気でも、確実に老いは近付いている。
近い将来、親が認知症になると、どうなるのか。
観ていて思うのは、主人公が会社員以外でも活動しており、そちらでも食べていけることだ。凡人だと、物語以上に大変そうだ。
また、女主人公の妹らについて、このような他人に迷惑を掛けておきながら、それに気付かないオバサンらは世間によくおり、観に来たオバサンらが気付くことを望む。
尤も、来ているのは、会社帰りの介護を抱えていそうな男性が目立つ。
物語は、女主人公の痴呆症でも、時々は思い出すであろう過去を絡めて描く。
 赤線で働く幼馴染を原田知世氏が演じる。この配役は意外であった。
(第三千七百四十一段)
by akasakatei | 2013-11-27 22:06 | 文芸 | Comments(0)
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