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笑机上空論(ふんぱんしんじゆうしゅぎしゃ)

金銭を支払うことにより、解雇規制を緩和させようとする動きがある。特に、新自由主義者に目立つ。
推進派は、それにより、成長産業へ人材を動かすことが目的というものの、詭弁だろう。
というのも、いくら政府や人材サービスが後押ししたところで、実務経験のない者を企業が雇うとは思えず、また、労働者も長い間してきたことを活かせる職に就こうと考えるに違いない。未知の仕事を選ぶとは思えない。
甘い机上の空論だ。
仮に、職業訓練を行なうにしても、家族がある場合、生活費をどうするかとの問題がある。
先の解雇に伴う金銭があると指摘する人がいるかもしれないけれど、普通に考えると、いつ新しい職に就けるか分からない中、数千万円以上も支払われるとは考え難い。
更にいえば、仕事には向き不向きがあり、それを無視しており、人を物としか見ていない。これでは、人生設計が立てられず、連中の必要とする人口が増えるはずがない。
新自由主義者は、全てに対し、利益を出さないものは排除しようとする。戦争や自然災害を計算に入れておらず、何かあった際はどうするのか。
前提からして、破綻している。それにしても、嘆かわしいのは、詭弁を見抜けぬ人が多いことだ。
(第三千五百三十一段)
by akasakatei | 2013-05-01 20:52 | 産業 | Comments(0)
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